会長挨拶

自動認識システムは、バーコード、RFID、バイオメトリクス、画像認識などにより、人やモノのID(識別情報)を取得する技術です。人手を介さず正確にIDを取得する技術は、製造や物流、流通、医療、マーケティングなど多くの産業分野で利活用が進んでいます。自動認識システムは、「リアル」の情報をリアルタイムに「デジタル」に橋渡しする機能を果たし、デジタル社会を下支えする社会基盤となっています。
「フィジカルAI」や「デジタルツイン」が実現しつつある現在、自動認識システムは、AI(人工知能)とどのように連携していくかが重要課題です。リアルの「人やモノの動き」をデジタル空間上に取得する場合、AI画像認識と自動認識システムの密接なる連携が有望視されています。一方、業界や業態を超えて広く連携するには、データの持ち方やインターフェースの設定などルール整備や標準化が不可欠です。
日本自動認識システム協会は、1986年に母体組織が創設され1999年に社団法人化、2011年に一般社団法人に移行し、今年創設40周年を迎えました。当協会はこれまでも、自動認識システムに関わる調査研究と標準化を推進し、その普及啓発に努め、我が国の経済発展と国民生活の向上に貢献してまいりました。自動認識技術者の育成・向上のための資格認定講習・試験、自動認識の基礎知識セミナーなどを実施しているほか、展示会事業として自動認識総合展を毎年開催し、広く普及啓発を行っています。
今後はさらにAIと自動認識システムの本質的な関わりの検討や新たな標準化の推進をはじめ、更なる人材育成や普及啓発活動の拡充を図り、AI時代のDXとSX(持続可能性)に貢献してまいります。
当協会の活動に対し、関係各位のご支援と積極的なご参加をお願い申し上げます。
一般社団法人日本自動認識システム協会
代表理事会長 柴谷 浩毅
